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2009年1月 7日 (水)

海自のソマリア沖派遣に関する私見

 以前からちょくちょくニュースになっていることですが  

海自ソマリア派遣へ新法、今国会提出へ

 自分は今回の海自のソマリア沖派遣については「消極的賛成派」です。基本的に海自の派遣については賛成をしますが、それには「現実的で有効な武器使用基準を設けること」が絶対条件です。

 今までの自衛隊の派遣、たとえばペルシャ湾での掃海活動、イラクでの人道復興支援やインド洋における洋上給油活動など、どちらかといえば裏方的な活動がばかりで敵との戦闘がおこりにくい活動がほとんどでした。そして派遣のときには必ず「自衛隊にどの武器を持たせるか」「その武器をどのような状況なら使ってよいか」をめぐって与野党の駆け引きが行われてきました。その末に出た結論が現場で活動する自衛官にとって満足できるものであったかといえば、たとえばイラク復興支援隊の初代隊長であった佐藤正久参議院議員の「駆け付け警護発言」に代表されるような強引な法解釈が必要になる有様で、これでは自衛官の生命や日本の国益に大きな被害をもたらす危険がありました。ましてや今回は海賊の取り締まりという「表舞台」での任務。今までの武器使用基準ではとても対処できるものではないでしょう。

現代の海賊は自動小銃はもちろんのこと、ロケット弾などの強力な携帯武器を所持していることが多く、日本近海で密漁している連中とは格が違います。さらに今回の任務は民間船舶の護衛も含まれていますから、武器の使用基準も彼らを守れるようでなければなりません。

 国会議員は国益のために自衛官を海外に送るのは結構ですが、武器使用基準や交戦規程を明確に設けて現場の自衛官が困らない(そして戦死することがない)ように、しっかりと現実的に考えて派遣を決めてください。実際に銃を撃ち、血を流すことになるのは派遣された自衛官なのですから。

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